表示中のWebページの操作

今見ているWebページの中身を書き換えてみます。

これを実現するのが Content Scripts(コンテンツスクリプト) という機能です。

Content Scripts(コンテンツスクリプト)を使うと、特定のサイトを開いた瞬間に、自動でプログラムを動かして、色を変えたり、画像を変更したりすることができます。

今回は実習として、「僕のサイトのページを開いたら、背景を真っ赤にする」というシンプルな機能を作ってみましょう。

まずはデスクトップなど任意の場所に新しいフォルダを作成し、名前を chg-color(何でもOKです)としてください。

このフォルダの中に「manifest.json」、「content.js」という2つのファイルを作成します。

テキストエディタ(メモ帳やVS Codeなど)を開いて、以下のコードをコピー&ペーストして保存してください。

manifest.json (設定ファイル)

{
  "name": "ページの色を変える",
  "version": "1.0",
  "manifest_version": 3,
  "content_scripts": [
    {
      "matches": ["https://hidero.net/*"],
      "js": ["content.js"]
    }
  ]
}

1. content_scripts
Webページの中で実行するプログラムを設定します。

2. matches
「どのURLの時に動かすか」を指定します。
今回は https://hidero.net/* と指定したので、僕のサイトページを開いた時だけ動きます。
※ *(アスタリスク)は「その後の文字列は何でもOK」という意味です。

3. js
「実行するJavaScriptファイル」を指定します。
ここでは content.js を読み込むように設定しました。

content.js (Javascript)

指定したページを開いたときに実行されるJavascriptです。

document.body.style.backgroundColor = "red";

このコードは、通常のJavascriptと全く同じです。

1. document.body
今表示されているWebページの「本体(bodyタグ)」を指します。

2. style.backgroundColor = “red”
スタイルの背景色を赤(red)に設定します。

実行

拡張機能をインストールして実行する」を参考にして拡張機能インストールして、僕のサイト(https://hidero.net/)にアクセスすると背景が赤になっていることが確認できます。